そもそも火災保険はどこまで補償されるの?適用範囲についてまとめてみた!
マイホームを購入した際に、火災保険に加入しておくと安心でしょう。ただ、火災保険を実際に利用する際に火災のみが対象だと思っている方も珍しくありません。本記事では、火災保険がどこまで保証される保険なのかを解説します。万が一に備えて、火災保険の適用範囲を知っておくと便利ですのでぜひ、参考になれば幸いです。
実は知られていない!火災保険でよくある勘違いとは
火災保険は、火災のみの補償だけではなく落雷や台風など予期せぬ災害に対しても補償される保険です。実際に、火災のみしか対象にならないと思って請求しそびれるケースもあります。万が一に備えて、火災保険で勘違いされるケースを解説するので、ぜひ参考にしてください。
火災保険は火災のみだと勘違いしているケース
火災保険は、火災のみだけでなくさまざまな災害に対応しています。爆発や雹(ひょう)・雪害などある程度の自然災害は火災保険で補償されるケースがほとんどです。また、近年増加している台風による水災をセットにしている火災保険も存在します。ただ、地震だけは広範囲な被害となるため別に加入する必要があるので注意しましょう。
自然災害による再建資金は国や自治体からの補償金で賄える
近年、増加している自然災害ですが国では飲み物や食べ物などの必要最低限の支給しかしてくれません。ただ、災害援護資金制度を利用すれば融資を受けられますが低金利ではないため安易に融資を受けられないでしょう。やはり、火災保険に加入しておくことで万が一の事態に備えられるといえます。
中途解約や補償内容を途中で変更できない
火災保険の契約期間は、ほとんどが1年~10年ですが1年刻みで契約できるプランもあります。ただ、長期的に契約することで保険料が割安になるため住宅を購入する際に長期契約する人が多いでしょう。長期契約すると、途中で補償内容を変更できません。火災保険を選ぶ際には、初めにきちんと内容を確認しましょう。
2つの火災保険に加入しておけば2つの保険会社から保険金が受け取れる
万が一に備えて、2つの保険会社に火災保険を加入しようと考える人もいるでしょう。ただ、2つの火災保険に加入したからといって同時に保険を受け取れるわけではありません。火災保険は保険金の上限が決まっていて、建物または家財に対する補償になります。そして、仮に2社から保険金が受け取れても保険同士のネットワークがあるため重複支払いということになってしまうでしょう。
銀行や不動産会社に勧められた火災保険に加入しなければならない
住宅ローンを組む際に、銀行から火災保険を必ず進められます。ただ、火災保険は自由に選択できることになっているため進められた保険に加入する義務はありません。ネットで一括見積サイトを利用したり、さまざまな保険会社と比較したりすることも必要です。
火災保険は建物と家財に適用される
実際に、災害が起きてもどこまで補償されるのかよくわからない方も多いでしょう。火災保険は自分で請求しなければ、補償されないためしっかりと補償内容を知っておく必要があります。火災保険がどこまで適用されるのかを解説するので、ぜひ参考にしてください。
火災保険の建物に対する適用範囲
火災保険における建物とは、住宅だけではなくカーポートや物置も含まれます。ただ、気を付けるべき点は新価か時価かどうかです。時価は、現在の建物の価値を試算して補償するため保険料を払っているのに保険をほとんど受け取れないケースがあります。新価であれば、被害を受けた建物を新たに改築するために必要な部分を補償してくれます。
火災保険の家財に対する適用範囲
家財に対する火災保険の適用範囲は、大まかにいうと屋内にある有形資産です。屋外に出ている家財は補償されないため注意しましょう。また、30万円以上の明記物件は保険会社に申請が必要です。ただ、テレビや冷蔵庫などの生活必需品は名器物件対象外になります。
火災保険でカバーできる損害・天災とは
火災保険でカバーできる損害や天災は意外に多くのケースを補償してくれます。知らずに自己負担してしまわぬように、しっかりと把握しておきましょう。火災保険でカバーできる損害や天災を解説するので、ぜひ参考にしてください。
風災・雹(ひょう)災・雪害・水害・落雷
火災保険で補償できる自然災害は、意外に多く覚えておくとよいでしょう。建物が自然災害で被害にあった場合はもちろん、落雷で家電が壊れた場合にも適用されます。ただ、地震や噴火は地震保険で補償されるため別に加入しておきましょう。
火災や爆発・水漏れ・飛来物や落下物による損害や災害・盗難など
火災保険の適用損害は、トイレなどの給排水設備のトラブルや水漏れ、泥棒に入られて窓ガラスが壊された場合にも適用されます。また、暴力や破壊、集団でもなどでの破壊も火災保険で補償されます。
まとめ
本記事では、火災保険がどこまで補償されるのか・適用範囲について解説しました。住宅の購入を検討している方は、火災保険についても調べておくと安心です。現在は、インターネットでの一括見積もできるため一目で自分に合った補償内容を確認できるでしょう。また、近年は自然災害が増加しており保険加入は不可欠だといえます。本記事が、住宅購入を検討している方の参考になれば幸いです。